小説「国徴142」 その1 オープニング

 

こんばんは、ふくです。

突然ですが小説始めます(笑)

この物語は、私の税務署勤務時代の体験を基にしたものですが、あまりに生々しく内情を晒すとチョットヤバいので(笑)一応フィクションということにしておいて下さいね〜

それではスタートです!

 

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国徴142(こくちょういちよんに)

その1 プロローグ

 

「開きそうですか」

武田さんが尋ねた。

 

「なんとかなりそうです」

家の鍵の解錠業者は答えた。

答えながらも作業の手は休めない。

 

針金のような器具を鍵穴に突っ込みながら、もう一方の手ではドアの隙間から鉄製の平たい棒のようなものを差し入れてガチャガチャとやっている。

 

腕章と服の背中に「鍵の110番〇〇」という文字がなければ、泥棒さんと見分けがつかないだろう(笑)

 

もっとも、私には、ピッキングと言うよりは、ドアを壊しているようにしか見えないが・・・

 

 

———–ここからナレーション—————————————————

 

念の為に読者様に申し上げておきますが、これは決して泥棒の現場ではありません(笑)

国税徴収法142条に基づいた、れっきとした法律行為なのです。

そう・・・私が税務署勤務時代に体験した中でも、最も印象に残っている仕事でした・・・

 

 

以下に条文を引用しておきます

国税徴収法142条 徴収職員は、滞納処分のため必要があるときは、滞納者の物又は住居その他の場所につき捜索することができる。

この条文によって、どれだけたくさんのドラマが生まれたことか・・・

 

 

余談ですが、税務署職員というのはいわゆる隠語が好きです。

「マルサ」とかトッカン」とか・・・映画やドラマの題名になったものが有名ですよね。

他にも、「サス」とか、「オトス」とか、「トル」とか・・・一般人が聞いたら穏やかでない言葉が多いです。

その中でも、私が最も感心したのが、この国税徴収法142条の隠語です。

誰が考えたのか、通称「ドラクエ」(笑)

ドラゴンクエストの、勇者が人の家に勝手に入って、タンスや宝箱をあさっていく行為から来ているのでしょうが・・・

ホント、よく考えたものだな〜(笑)

 

・・・話を戻します。

 

———–ナレーション終わり————————————————-

 

 

そんなことを考えているうちに、カチンと音がして、鍵が外れたようだ。

「できましたよ」

解錠業者さんの仕事はここまでである。

 

この後は私たちの出番だ。

私たちは合計6人の集団で、ある家のドアの前に陣取っていたのである。

 

・私(福田)

・武田さん(先輩職員)

・中谷係長(私の上司)

・本局からの応援職員

・同行の警察官の方

・そして解錠業者の方

 

解錠業者さんは外で待つので、実際に家に踏み込む人数は5人である。

 

「ドア開けますよー」

中谷係長が怒鳴った。

返事は無いようだが、中に誰もいないのか、居留守なのかはまだ分からない。

「福田、いけ」

武田さんが、私の背中をポンと押しながら声をかけた。

私は緊張に震えた声を精一杯張り上げた

「〇〇時〇〇分、国税徴収法142条に基づく捜索を始めます!」

 

(ここでオープニングのファンファーレ流れる)

 

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短くてスミマセン。第1話はここまでです。

やっぱり小説体の文章は書き慣れてないので時間がかかります。

書きたいと思っていることはたくさんあるのですが、筆の進みが遅いです・・・

更新頻度は・・・いつもの保有銘柄公開ソーシャルレンディングの記事に混ぜながら、月1回~2回程度のペースになりそうです。

どうか長い目で見て頂ければ幸いです~

 

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2 Comments

ふく39

みぞれ様
ありがとうございます!
しかし更新頻度は月1~2が限界なのです~(笑)

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