こんばんは、ふくです。
優待クロスについて3回シリーズで記事を書いています。
一応今日が最終回。
3つのステージとは何?という人はオープニングから読んで下さいね
2証券会社間クロス
(以下2社間クロスと略します)
たぶんここが優待クロスの最前線です。ほとんどの方は第二ステージまでで、ここまでやっている人はほんのひとにぎりです。
余談ですが、ここまでくるともはや複雑なパズルを解いているような感覚です。
脳トレなんかより余程頭の体操になります。
しかも実益を兼ねた頭の体操です。(笑)
カブコムーSBI間クロス
(カブコム=AUカブコム証券のこと。以下カブコムと略します)
(SBI=SBI証券のこと。以下SBIと略します)
(日興=SMBC日興証券のこと。以下日興と略します)
2社間クロスの組み合わせは色々ありますが、ここではカブコムーSBIを例に出して説明します。
たぶん最もスタンダードな2社間クロスです。
カブコムの信用手数料0円と
SBIのアクティブ手数料0円を使います。
手順
証券コード8142トーホーを例に挙げて解説します(たまたまこの時期トーホーのクロスをしたから)
カブコム一般信用売り
トップ画面からお取引➡信用の順にクリック!
トーホーの証券コード8142➡検索をクリック!
東証1部➡一般信用➡売り新規➡100➡成行➡確認画面への順にクリック!
あとはパスワードを入力して注文すればOKです。
SBI現物買い
トップ画面から、取引➡現物買➡8142➡東証➡100➡成行➡取引パスワード➡注文確認画面への順にクリック!
(普通に成行買いする時と同じです・・・)
以上です。
これで翌日朝9時になれば一般信用売りと現物買いが約定して2社間クロス成立です。
反対売買
あとは権利落ち日になりましたら、それぞれで反対売買をします。
(現渡ではありません)
具体的には、カブコムで信用返済、SBIで売り注文を出せば完了です。
簡単ですね。
以下、第二ステージの日興現引クロスと比較してメリットとデメリットを述べます。
メリット1
やはり日興で売り切れとなってしまった銘柄がクロスできることが大きいです。
少しでも優待クロスをかじっている人は実感できると思いますが、最近の日興の一般信用は本当に売り切れが早いです。
日興で売り切れてもカブコムで残っている場合はかなりありますので、そういう銘柄を取ることができます。
メリット2
うっとおしい現引が不要。
夜に注文を出すだけでOKです。
翌日の9時から3時までの間に忘れずに現引しないと・・・という負担がありません。
メリット3
未成年口座の活用ができる
最大のメリットはこれです。
はっきり言ってこれをやるために2社間クロスをやると言ってもいいと思います。
優待クロスやっている方の中には夫婦2名義でやっている方も多いと思いますが、更に3名義、4名義と増やせたら、、、というのは誰しも一度は考えたかと思います。
子供名義の未成年口座は信用取引ができませんので、これまでは優待クロスに活用することができませんでした。
そこでSBIに未成年口座、カブコムに大人の名義の口座を開設しての2社間クロスです。
こうすれば子供の名義も活用することができます。
子だくさんほど有利です。
例えば父親、母親、子供2人の4人家族でしたら、気に入った銘柄を4名義分ゲットすることができます。
デメリット
100万円の壁
SBIのアクティブプランは1日の約定代金100万円までが0円です。
カブコムや日興の信用取引のように無制限に0円という訳ではありません。
1日に何銘柄もクロスすると100万円超えてしまう場合もありますので注意です・・・
ほとんどないですが、100万円以上の銘柄はクロスしない方がよいです・・・(手数料高いです)
それと立会外分売その他で取引する予定のある日は、2社間クロスは行わない方が無難です・・・
そして最大の難関ですが、現渡で終了するわけではありませんので、権利落ち日の反対売買の際にも100万円以上取引できないです。
場合によっては、反対売買を2日間以上に分けて行わなければならない場合もあります。
(ここまでくるともはや頭の中では管理できないと思います。エクセル等を利用してしっかりとした管理が必要となります。(笑))
(極めてくると、脳トレやっているような感覚になります、忙しい自分に意外とハマります(笑))
あとがきと注意事項
以上、2社間クロスの説明でした。
最後に注意事項を一つ、未成年口座を活用する時は贈与税に注意してくださいね。
欲張って未成年口座に何百万円も一気に入金すると、万一税務署さんからお手紙が来たら安らかに死ねます(笑)
贈与税については以前記事を書きましたので、こちらも参考にしてください。
どのブログよりも分かりやすい贈与税の説明。贈与税のバレ方も書いてしまいます。
以上、これで私が持っている優待クロスの知識を全て披露しました。
第一ステージでは基本クロス
第二ステージでは現引クロス
第三ステージでは2社間クロス
について説明しました。ステージが上がるほど複雑になっていく様子が実感できたかと思います。
優待クロスは日々進化しています。今後も第四、第五ステージと続いていくことでしょう・・・
情報から取り残されないように日々精進していきたいと思います!
おわり。
久しぶりにガッツリと記事を書きました~(心地よい疲労感)