確定申告の実況中継 個人事業主編 中編です。
確定申告の記事を書いてばかりいると、なんだか難しいことばかり書いているブログと思われて、読者が離れてしまわないか若干不安になりますね~
とりあえずあと2回で終了なので、流し読みでもいいので読んで頂けると嬉しいですが。。
これまでの状況
夫はサラリーマン
夫の確定申告の様子はこちらの記事に書きました
私は個人事業主
「自称」ですが・・・
細々とたいやき屋をやっていますので、その収支を確定申告しなければなりません。
あと雀の涙ですが、ブログからの収入も申告しておきます。
前・中・後編の三部構成
前編は準備編
中編は青色申告決算書と確定申告書の作成
後編は消費税申告書の作成
前編の記事はこちらです。
今回は中編ですので、青色申告決算書と確定申告書を作成します。
なお後編の消費税申告書はマニアックな内容ですので、今回の中編がヤマ場ですね~
作成するもの
- 青色申告決算書
- 確定申告書
- 各種帳票
税務署に提出するのは青色申告決算書と確定申告書です。各種帳票は提出しませんが参考資料として作成しておきます。
各種帳票作成
各種帳票から作成しますね。
と言っても・・・前回の記事で2017年1月1日~2017年12月31日までの仕訳が完璧に出来ていれば、あとは次々と印刷していくだけなんです。
MFクラウド確定申告の会計帳簿のタブから、必要と思われる帳票を印刷しましょう~
内容が良く分からなくても、全部印刷しておけば、とりあえず間違いないです(笑)
それでは紙がもったいないという方は、必要と思われるものだけを印刷しましょう~
仕訳帳 1年分の仕訳が全て記載されています
現金出納帳 現金の出入りを記録したもの。現金で物品を購入したり、現金で受け取った売上を記録したものです。仕訳が完璧に出来ていれば12月31日時点の現金残高と帳簿上の残高が一致するはずです。一致しない人は・・・一致させるように頑張りましょう~
預金出納帳 預金通帳の出入りを記録したもの。生活用と事業用の混在がなければ、ATMで記帳した預金通帳の履歴と一致するはずです。
総勘定元帳 売上高とか仕入高とか勘定科目ごとに集計された帳票です。全ての勘定科目のもを印刷しておけば間違いありません~
だいたいこの4つくらいが必須かと思います。
私の場合は車の減価償却費があるので、上記4つに追加して、決算・申告タブの固定資産台帳も印刷しておきます。
このくらい印刷しておけばOKです~あとはお好みで必要と思われるものを印刷しておきましょう。
ただ・・・もう一度繰り返しておきますが、よくわからなくても全部印刷しておけばとりあえず間違いありません。
会計知識が全くなくても、なんとかなってしまうところが、会計ソフトのいいところなのです~
青色申告決算書を作成
次に青色申告決算書を作成します。
全部で4ページです。損益計算書とか貸借対照表とか簿記を習ったことがある人なら聞いたことがある名前の書類かと思います。
ただ・・・拍子抜けするようなことを言って申し訳ないですが、これもMFクラウド確定申告を使っているなら、ポチポチとクリックして印刷するだけでOKなのです。
決算・申告のタブから確定申告書をクリック
基本事項・収入所得・所得から差し引かれる金額・税金の計算・決算書入力 それぞれのタブをクリックして、該当する箇所を入力していきます。
ただしこれも全く難しくありません。ここで入力するのは主に住所・氏名等の個人情報です。
数字を入力することはほとんどありません。仕訳帳が完璧に出来ているなら、数字は最初から入っています。
なので私は前回の準備編の記事で言ったのですよ~
1月から12月までの仕訳が完璧に出来ていれば、個人事業主の確定申告は半分以上終わったようなものなのですって~
入力が終わったら、申告書印刷をクリックして青色申告決算書を印刷しましょう~
提出用と控用の両方を印刷します。
これだけで青色申告特別控除が65万円とれます。白色申告よりも簡単かもしれませんね~
確定申告書の作成
最後に確定申告書を作成しましょう
事業所得以外に所得がない方は・・・なにもせずに印刷すれば終わりです。
パート収入などがあって、給与所得がある方などは、該当箇所を入力していきましょう~
私の場合はグーグルアドセンスの雑所得ですね
収入・所得のタブから
該当する欄に、雑所得の金額を入力しましょう。
前回の記事で印刷した、グーグルアドセンスの利用明細を見て、1月~12月までに振り込まれた金額の合計額を記入すればOKです。
所得に関する事項の欄には、
雑所得 Google AdSense などと記入して
収入金額の欄に先ほど計算した1月~12月までの合計金額
必要経費等の欄にははてなProや独自ドメインの代金を記入しましょう~
なお、グーグルアドセンスの振込代金を仕訳帳に組み込んでしまって、事業所得とする方法もあることはあるのですが・・・
私のブログはほとんど株式投資の内容ですし、そもそも振込金額も雀の涙ですので、事業所得にするなんておこがましいです~(笑)
入力が終わりましたら、申告書印刷をクリックして印刷しましょう。
提出用と控用をそれぞれ印刷します。
あとがき
以上、青色申告決算書と確定申告書の作成でした~
どうだったでしょうか?たぶん簡単すぎて拍子抜けだったと思います。
「ブログでは簡単そうに書いているだけで、本当は難しいのだろう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。本当に簡単です。
なんせポチポチとクリックして印刷しているだけでしたからね~
ただ・・・これを会計ソフトを使わずにエクセルとか紙とボールペンとかでやろうとすると、相当大変かと思います。
会計ソフトって偉大ですね~(私は課金していませんけどね~)
なお後編では消費税申告書について書く予定ですが、個人で消費税申告をしている人は相当マニアックな人です。
後編は非常にマニアックな内容になりますので、事実上確定申告の実況中継はこれで終わりとも言えます。読者の方で少しでも何かの参考になったという方がいらっしゃれば嬉しいです~