3月15日を過ぎると確定申告の記事はほとんど意味のないものになってしまうので、そろそろ一気に仕上げたいです。
・・・と思ったのですが、どう考えても一つの記事で収まる分量じゃないので、3回に分割して書きます。
今日から一日おきに3回、連続記事で一気に終わらせます〜
目次
これまでの状況
今年は夫と私の両方が確定申告を行います。夫の分も私がやります。
夫はサラリーマン
医療費控除と寄附金控除の確定申告をしました。この様子は以前記事に書きました〜
私は(自称ですが)個人事業主
細々とたいやき屋をやっていますので、その収支を確定申告しなければなりません。
あとほんの少しですが、ブログからの収入も申告しておきます。
前・中・後編の三部構成の予定
前編は準備編
中編は青色申告決算書と確定申告書の作成
後編は消費税申告書の作成
以上の予定です。それでは早速準備編から始めます~
準備するもの
準備するものを最初に揃えておいた方が、申告書を作成しながら、「あれも必要だった」となるよりも効率が良いと思います。
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- パソコン
- プリンター (細かいようですが予備の紙とインク)
- 会計ソフト
- 領収書
- 通帳
- クレジットカード利用明細
- グーグルアドセンス等、使用しているアフィリエイトの利用履歴など
- 身分証(免許証) コピーが必要
- マイナンバー通知カード コピーが必要
- 印鑑 (シャチハタはダメ)
<郵送で提出する方は追加で>
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- A4封筒と簡易書留代金
- A4返信用封筒(切手貼りつけ済のもの)
- ボールペン、のり
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こんなところですかね。一つ一つ説明しますね。
パソコン
特に説明はいらないと思います。スマホやタブレットではさすがに難しいと思います。
プリンター
意外と要注意なのがプリンターです。
申告書を印刷して提出するので、必須かと思います。
e-Taxを使う方は印刷しなくても提出可能ですが、クレジットカード利用明細などは、オンライン上に保存されるのは1年~2年程度かと思いますので、万一の税務調査に備えて紙に印刷しておいた方が無難かと思います。
ネット銀行などを使っていて、預金通帳がない場合も同じです。
別にカラープリンターである必要はなくて、白黒印刷で十分です。私の青色申告決算書は青色ではなく黒色ですね〜(笑)
それと細かいようですが、申告書作成途中でプリンターの紙やインクが切れると、買いに行かないといけないので作業中断となり効率が悪いです。
はい!それ私です~紙がなくなって買いに行きました(泣)
インクの場合は家電量販店まで買いに行ったりして、更に手間がかかりそうです。
予備の紙とインクは事前にそろえておきましょうね~
会計ソフト
パソコンにインストールするタイプのものとオンライン上で使用するものがあります。
前回の記事で会計ソフトについては語りました~(笑)
なお会計ソフトを使用すると強制的に複式簿記青色申告になります。というか簡易簿記や白色申告の会計ソフトはたぶんないと思います・・・
ということで自動的に65万円の所得控除がとれます!
会計ソフトなんて不要だ!エクセルで作る!というITリテラシーが高くてカッコイイ方はそれでOKです!
また紙とボールペンで十分!という気合の入った方もそれでOKです!
領収書
2017年1月1日~2017年12月31までの仕入や備品購入などの領収書ですね~
なお、既にその期間の仕訳は全て完成している!という素晴らしい方は領収書はしまっておけばOKです。
領収書は税務署に提出不要ですが、万一の税務調査に備えて大切に保管しておきましょうね。
預金通帳
2017年1月1日~2017年12月31までの取引履歴が記帳された預金通帳です。
事前に銀行のATMで記帳しておきましょう~
なお、家庭用の通帳と事業用の通帳の混在はやめましょうね。
混在していると、自分でも見づらいばかりか、万一税務調査で提出する際にも職員の印象も悪いです。
「この人は家庭用のお金を事業の経費として使っているのでは」などとあらぬ疑いを受けるかもしれませんので~
銀行に行って通帳を作るだけですので、30分もあればできてしまいます。起業を思い立ったらまず通帳をつくるのが良いと思います。
なおネット銀行を使っている方は取引明細を印刷しておきましょう~
クレジットカード利用明細
2017年1月1日~2017年12月31までのクレジットカード利用明細です。
これも事前に印刷しておきましょう~
なお銀行預金と同じで、クレジットカードも生活用と事業用は分けましょう。
事業用のクレジットカードの引落先を先ほどの事業用の銀行預金に設定しておけば完璧ですね。
アフィリエイト利用履歴
これも事前に印刷しておいた方が効率がいいです。
私の場合はグーグルアドセンスです。
ちなみにグーグルアドセンス利用履歴の印刷方法は次の通りです。
ホーム画面から、赤丸部分のお支払いをクリック!
赤丸部分の取引を表示するをクリック!
右上のタブを前年にします
1月から12月までの履歴が出てきます。
例えば12月のタブをクリックして、自動支払いの金額(振り込まれた金額)を確認しつつ、印刷しましょう~
これを12か月分行えばOKです。
免許証(身分証)とマイナンバー通知カード
免許証とマイナンバー通知カードはコピーを貼り付けて提出することになりますので、事前にコンビニ等でコピーを取っておくとスムーズです。
印鑑
基本的に役所関係に提出する書類はシャチハタはダメです。
役所はシャチハタが嫌いなのです。(笑)
これは普段使っている家庭用の印鑑と同じでもOKです。
ちなみに私は形から入る人なので、起業をする時にワザワザ事業用の印鑑を作りました~(笑)
郵送で提出する方
郵送で申告する方は追加で下記の物が必要になります。
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- A4封筒と簡易書留代金
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- 返信用封筒(切手貼りつけ済のもの)
- ボールペン、のり
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なお返信用封筒ですが、医療費控除等の確定申告の時は、返信してもらう控えの書類が少なかったの82円切手で十分でしたが、今回は書類が多いので控えの書類の重さを測るなどして、その重さに対応する切手を貼りましょう。
あと細かいようですが、宛名を書くボールペン、封筒を貼るのりなども必要になると思います。
記帳は終わっているか
さて、2017年1月1日~2017年12月31日までの記帳は済んでいるでしょうか。
個人事業主の確定申告は記帳が済んでいれば、半分は終わったようなものです。
例えば、その日のお金の出入りはその日のうちに記帳しているような素晴らしい性格の人は確定申告は楽です。
逆に1年間何も記帳しなくて、この時期に領収書や預金通帳を見ながら1年分全部記帳するという気合の入った方もいるでしょうか(笑)
しかしこういう方はたいてい、実際の金額と帳簿上の金額が合わずに苦労します。。これが毎年の風物詩・・・といった方もいるかもしれませんね~(笑)
私の場合は・・・毎日記帳はとても無理ですが、最低でも1カ月に1回、月末には記帳するようにしています~(それも難しいこともありますが)
MSクラウド確定申告で記帳
特に難しいことはしていません。領収書や預金通帳などを見ながら下記のような感じで記帳しています。
例えば、3月26日にたい焼き屋の営業をして、8000円の売上があった場合
まず日付を入力して、右側の勘定科目は現金、金額は8,000円 左側の勘定科目は売上高 金額は同じ8,000円。
摘要欄はメモの代わりにします。営業場所などを記入することが多いです。
こうやってポチポチと入力するだけです。簡単ですね~。
減価償却費の場合
私の場合、車の移動販売をやっています。
車は購入時に全額経費に算入できずに、減価償却することになります。
この計算がヤヤコシイです。エクセルでこれをできる人は尊敬します。
私には無理ですので、MFクラウド確定申告にまかせています。
と言っても、購入時に既に金額や減価償却期間などは入力済みですので、2年目以降はポチっとボタンを押すだけです。
決算・申告のタブから固定資産台帳をクリック
減価償却している資産がでてきますので、編集をクリックした後保存をクリックするだけです。
これだけで複雑な減価償却費を計算してくれます。
エクセルでこれを計算しようとすると・・・どんなプログラムを組めば良いのでしょうか~私には分かりません。
ただ・・・できる人は簡単にできるでしょうね。エクセルを自由自在に使いこなせる方は尊敬します。
あとがき
そんな感じで、1年分の記帳が終わって、準備物を全て用意したら、準備編は終了です。
次回の中編では青色申告決算書(いわゆる貸借対照表とか損益計算書とか)と確定申告書を作成していきます~
はじめまして。読者登録させていただきました。これからよろしくお願いします。次の記事も楽しみにしていますね!
はじめまして!節約夫婦様。
こちらこそどうぞよろしくお願いします!次の記事も見て頂けると大変うれしいです~