iDeCo(イデコ)について調べたこと。つみたてNISAとの比較も。

前回つみたてNISAの記事を書きましたが、調べている過程でiDeCoがやたらと目に入ってきました。

というのは、たいていのサイトで、iDeCoつみたてNISAの比較をやっていますので、嫌でも目に入って来ます。

 

それでiDeCoについても色々と調べるはめに・・・

 

しかし、調べていくとiDeCoは面白いですね~チョット興味が出てきました。

 

税金の知識も必要になってくるので、難しいですが、チョットまとめておきます。

 

私もiDeCoやろうかどうか、迷い中です〜

 

 

 

 

 

これまでの私のスタンス

 

恥ずかしながら今までiDeCoはスルーでした。

 

これは単純に私の性格の問題です。

 

「株」と書いてあるものは好きなんですが、「年金」と書いてあるものは嫌いだったのです。

 

(iDeCoの正式名称は個人型確定拠出年金)

 

どうしても「年金」にはネガティブなイメージを持ってしまっていました。

 

しかし多分、これは一般的な日本人の感覚とは違うと思います。

 

一般的に日本人は「株」よりも「年金」の方が好きだと思います。

 

また私自身、イメージだけで投資先を決めるのでなく、きちんと内容を理解した上で選択すべきだったとチョット反省しています。

 

iDeCoは良いと思います。もっと早くやっていても良かったかも。。

 

 

 

 

つみたてNISAとiDeCoの比較表

  つみたてNISA iDeCo
投資対象 投資信託・(ETF) 投資信託等・定期預金
年間投資額上限 40万 14.4万円~81.6万円
運用益 非課税 非課税
運用期間 20年 加入~60歳まで
所得控除 適用なし 全額適用される
途中払い出し いつでもOK 60歳まで不可
払い出し時課税 元本には課税されない 元本も含めて原則課税(退職所得控除または公的年金等控除)

 

だいたいこんな感じでの表です。

どこのサイトも同じような表が掲載されています。

 

一つ一つ吟味していきましょう~

 

 

 

 

投資対象

つみたてNISA投資信託(おそらくETFも)

 

iDeCo投資信託等定期預金

 

定期預金は元本保証と言い切っていいですよね。

 

つまりiDeCoは私のように現物株派で投資信託を買わない人でも運用可能です。

 

定期預金を使えば運用できるのです。

 

定期預金の場合利息はほぼ0円かもしれませんが、後述の所得控除を使えば十分利益が出ます。(この場合ノーリスクで利益を得ることになります)

 

(もちろん投資信託派の方は、リスクを考慮しつつ投資信託で運用すれば更に利益を得ることができますね)

 

 

 

 

年間投資上限額

これはどこのサイトにも書いていますのでサラッと流しますね。

 

つみたてNISAは年間40万円まで。

 

iDeCoは属性によって違います。

個人事業主 月額68,000円、年816,000円
会社員・専業主婦 月額23,000円、年276,000円
企業型確定拠出年金に加入している人 月20,000円、年240,000円
公務員 月12,000円、年144,000円

 

だいたいこんな感じですね。属性によって年間14.4万円~81.6万円です。

 

 

 

 

運用益

つみたてNISAiDeCoも運用益は非課税です。

 

投資信託で運用して利益が出た場合は更にメリットが大きいですね。

 

(もちろん投資信託は元本保証ではありませんので損失が出る場合もありますが)

 

 

 

 

運用期間

つみたてNISAは20年間

 

iDeCoは60歳までですので、始めた年齢によって期間が変わってきますね。

 

 

 

 

所得控除

ここです!

 

もうiDeCoのメリットはここに尽きます!特に私のように投資信託での運用を考えていない人にとって、定期預金という元本保証のノーリスクでこのメリットは絶大です。

 

掛金が全額所得控除されます。

 

例えば年収600万円のサラリーマンの方でしたら、掛金の30%(所得税20%、住民税10%)が控除されます。

 

例えば会社員の方が、年間276,000円を定期預金したら、その30%の82,800円税金が安くなるということ・・・

 

節税の極みですね。これを知らずに「税金マニア」を名乗っていたことが恥ずかしい・・・ふるさと納税に匹敵する凄さです。

 

(もちろん投資信託派の人は、節税したうえに、運用益も狙うことができますね)

 

ただし住宅ローン控除などでほとんど税金払っていない人にはメリットはありません。

 

また、60歳まである程度安定した収入が見込める人でないとメリットは少なくなりますね。

 

専業主婦もメリットなしですね・・・

 

 

しかし世の中そう甘くはないといいますか、iDeCoにもデメリットがありますので、年間投資上限額まで突っ込むのは少し考えた方がいいと思います。以下2つの項目はデメリットです。

 

 

 

 

途中払い出し

つみたてNISAはいつでも解約して払い出し可能です。

 

iDeCoの場合は60歳まで解約・払い出し不可・・・

 

よ~く考える必要があります。20代の人がiDeCoで積み立てたとしても、もらえるのが約40年後・・・

 

40年間で何があるか分かりませんよね。戦争・・・はないと信じたいですが、リーマンショック級の大暴落が来て投資熱が冷めてしまうかもしれません。

 

そんな時でも解約はできません。(もしかしたら強制解約できる裏ワザがあるのかもしれませんんが、私には分かりません)

 

それと・・・これは細かい話ですが、SBI証券なんかは手数料0円と書いていますが、若干は手数料がかかるのです。

 

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こんな感じに手数料がかかります。

 

ということは、もし投資熱が冷めてしまって、新たに掛金を払うことをやめてしまっても、60歳まで解約できないので、毎月手数料だけ払う必要があるという、なんともうっとおしい状態に・・・

 

・・・以上のことから、これは全く個人的な思いですが、若い人にはあまり向かない投資法だと思います。

 

逆に60歳に近い人ほど、使いやすい投資法なのではと思います。

 

 

 

 

 

払い出し時課税

そして最大の問題はここです。

 

SBI証券のサイトなどを見ていると、ここがメリットとして書かれていてびっくりするのですが・・・(一部のブログも・・・)

 

普通に現物株や投資信託を買っても、課税されるのは運用益に対してだけですよね・・・

 

iDeCoの場合、元本にまで課税されてしまうのですから、どう考えてもデメリットかと。。

 

ここは難しいので、また機会があれば別途記事を書きたいと思いますが、年金も一定額を超えれば税金がかかってきます。定年まで勤め上げた人は年金も多いと思いますので、払う所得税住民税も多いです。

 

それに加えてiDeCoの受取額が多いと、そこにも加算して所得税住民税が課税されますので、こうなると得なのか損なのか分からなくなってきます。

 

更に怖いのが、国民健康保険料介護保険料。これも所得及び年齢に比例して金額があがります。

 

このあたりも含めると、結局トータルで考えると損だった・・・ということも起こりえるかも。。

 

退職一時金で受け取る場合は一年で終わるのでまだましだと思いますが、それでも所得税が累進課税でかなり高額になることもあり得ますね。

 

いずれにしても、この辺かなりヤヤコシイので、少なくとも何も考えずに年間投資上限額まで突っ込むのはやめて、よく吟味してから少額で投資するのがいいのではと思います。

 

私もこのあたりをもう少し研究してみます。

 

 

 

 

 

 

以上とつみたてNISAiDeCoで調べたことでした。

 

もうちょっと考えて、来年くらいから私もiDeCo始めようかな~

 

 

 

あちこちのサイトを読み漁って急ピッチで記事を完成させたので、間違ったことを書いていたら申し訳ありません。その際はご指摘下さいね。

それとくれぐれも投資は自己責任でお願いしますね。

 

 

 

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2 Comments

takka-taka

読者登録ありがとうございます!とってもわかりやすかったです!

fuku39

takka-taka様
コメント返信が遅くなり誠に申し訳ありませんでした~
読者登録ありがとうございます!またブログ見に行きますね~

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