株主優待クロスのやり方について、初心者用に詳しく説明しておきたいと思います。
散々他のブログ等で既出ですので、知っている方も多いと思います。
そういう方は「今更何を言ってるんだ」と言わずに優しく見守って(またはスルーして)頂ければと思います。
株主優待クロスとは
現物買と信用売を同時に注文して、株主優待権利確定後現渡(現物買いと信用売りを相殺すること)する。
こうすることによって、手数料と貸株料(金利)のみで株主優待をゲットすることができます。
実際にやってみます
まずは信用売
これがSBI証券の取引画面です。
みんなが大好きな 2702マクドナルドでやってみますね。
赤丸のところを選択していきます。
信用新規売
↓
2702を入力(マクドナルドの証券コード)
↓
東証
↓
100株
↓
成行
↓
特定預り
↓
一般を選択します。(ここが重要)
(信用取引には制度信用と一般信用があります。制度信用は逆日歩がついて損をすることが多いです。必ず一般信用を選択しましょう~)
(ちなみに日計りというのは、一日だけの信用取引ですので、ここでは使用しません)
次に現物買
赤丸の部分 現物買を選択します。それ以外はさっきの注文と同じです。
これで信用売と現物買を同時に注文出しました。
重要なことを言い忘れました。
この信用売と現物買の注文は夜などの株式市場の取引時間外に注文を出します。
取引時間内ですと、株価が刻々と変更するので、信用売の値段と現物買の値段が違うことになります(全く同時刻に2つの注文を出すことはできないので)
これでは損することもありますので(得することもありますが)必ず取引時間外に両方の注文を出しましょう~
あとは株主優待の権利が確定するまでこの状態を維持します。
最後に現渡
株主優待の権利が確定したら、現渡という注文をして、信用売と現物買を相殺してしまいます。
現渡のやり方はSBI証券公式サイトのスクリーンショットで説明します。
これで株主優待クロスができました。株主優待の権利ゲットですね。
カレンダーで確認する
何日に信用売と現物買を行って、何日に現渡をするのかを、SBI証券公式サイトのカレンダーで確認しましょう。
権利付最終日に株を持っていれば、株主優待の権利を獲得できます。
つまり5月26日は株をもっていなければいけない。
5月29日は現渡する日です。
SBI証券の一般信用は5日
SBI証券の一般信用はチョット変わっていて、5日間(5営業日)しか利用することができません。5日たったら、現渡しなければなりません。
この5日(5営業日)というのは、信用売をした日、現渡をした日の両方を含めて5営業日です。
さっきのカレンダーで見ると
信用売と現物買の日が23日、現渡の日が29日となります。
23日、24日、25日、26日、29日 で5日間ですね~
ということで、信用売と現物買注文を仕込むのは、その前日の22日。つまり今日ということになります~
今日の19時から注文できるのです。ああ・・即売り切れてしまった~
フライングクロス
上記の場合29日に現渡注文を自分で出さなければなりません。
それを出さないとどうなるのでしょうか。
翌日に強制決済されます。
翌日というのがポイントです・・・
これを利用して、1日早く、上記のカレンダーで言うと19日に信用売と現物買を注文して、本来の現渡期限である26日に現渡せず、わざと29日に強制決済させて株主優待権利をゲットする方法があります。
これをフライングクロスと呼びます。
(全くよくこんな方法考えるな~)
この方法は、欠点があって、普通に現渡で処理するよりも、手数料が高くなります。
従って、株主優待の価値と手数料とを比較して、どうしても欲しい場合のみに使用します。
以上初心者用のSBI証券を利用した株主優待クロスの説明でした~