前編の記事はこちらです。
個人事業主になる方必見。たぶんどのブログよりもやさしい青色申告承認申請書の書き方(前編)
今回は具体的な書き方について説明していきます~
これが青色申告承認申請書の現物です。
一つ一つ順番に説明していきますね~
1、左上
税務署長 ここには提出する先の税務署名を書きます。ちなみに春日井市でも小牧税務署だったり、必ずしも管轄する税務署がその市町村にあるとは限りません。詳しくは国税庁のHPを参考にしてください。
提出日 ここは税務署にこの紙を持っていく日を書きます
2、右上
納税地 ここは自分の住所を書きましょう
上記以外の住所地・事業所等 自分のお店が住所地以外にある場合はここにその場所を書きましょう。住所地とお店の場所が同じなら、ここは空欄です。
私の場合は移動販売で、お店の場所は特に決まっていないのでここは空欄で提出しました。
氏名 名前を書きましょう。また印鑑を押しましょう。印鑑はシャチハタはやめましょう。
生年月日 生年月日を書きましょう
職業 ここが難しいですね・・一応総務省が出している日本標準職業分類というものがあります。これを参考にしながらも、一般的呼び名で、食べ物屋さんだったら飲食業とか、雑貨屋さんだったら販売業とか、そういう感じで書けばOKです。
私の場合は菓子製造業と書きました~
ちなみにここの職業とは、個人事業主としてやりたい職業のことです。
いわゆる「本業」の方を書くのではありません。会社員とか専業主婦とかいう職業ではありませんよ~
屋号 屋号というのは会社の名前のようなものです。(個人事業主は会社ではありませんが)ここはぜひともジックリ考えていい名前をつけたいですね~
私の屋号は・・・恥ずかしいので公開しません。。(子供が考えました(笑))
3、中段以降
年度 ここは青色申告で申告したい年度を書きます。開業届を出して最初から青色申告するなら、その開業した年度ですね。
名称 屋号を書きます。(右上の欄に書いた屋号をそのまま書けばOKです)
所在地 右上の欄の納税地または上記以外の住所地・事業所等に書いた住所をそのまま書けばOKです
所得の種類 個人事業主なら事業所得に〇ですね。なお不動産所得はいわゆる大家さんをやる人。山林所得は山林を売却する人が〇をつけます。
初めて開業する場合は当然「無」に〇ですね。
言葉の通りです。開業届に記入した開業日をそのまま書きましょう~
ここは親等から相続で事業を引継いだ場合に「有」に〇をします。通常は「無」に〇ですね。
ここは前編の記事で解説しましたね~
複式簿記に〇 → 青色申告複式簿記
簡易簿記に〇 → 青色申告単式簿記
もちろん複式簿記一択です。 (単式簿記の方が難しい?)
さあ、ここですね。青色申告承認申請書で最も難しい箇所です。
私もこの用紙を提出する時、ここでかなり悩みました。
結論から言うと・・・たぶん必要と思うものに〇をしておけばOKです。そもそも開業届の段階で、どの帳簿が必要かを完全に把握しておくことは無理ですよね。
(この辺はホント初心者にやさしくないですよね~)
別にここに〇をつけてなくても、確定申告時にその帳簿を備付しても良いです。(逆にここに〇をつけていてもその帳簿が確定申告時に必ず必要とは限りません)
とは言っても、だいたいは確定申告時の備付帳簿と合わせたいですよね~
そこで必要になりそうな帳簿を簡単に説明してみます。
仕訳帳 絶対必要なのがこれですね。仕訳というのは毎日のお金の流れの記録のようなものです。その記録を集めたの仕訳帳です。
総勘定元帳 上記の仕訳帳を、例えば現金だけの帳簿、売上だけの帳簿、などと言うように科目ごとにまとめた帳簿です。これも必要です。
固定資産台帳 不動産、車、大きな機械などの管理をする台帳です。これらの物を購入する予定があるなら必要です。(大きな機械とはだいたい10万円以上のものです)
たぶん上記3つだけで十分なのですが、あとは例えば、現金取引が多い事業なら現金出納帳、振込みでの取引が多いなら預金出納帳、掛け取引が多いなら売掛帳、買掛帳などを別に作成することになります。
(繰り返し言いますが、別にここで〇をつけても、必ずしもその帳簿を作成する必要はありません)
以上青色申告承認申請書の書き方でした~初めて個人事業主になる方は参考にして頂けるとうれしいです。
あわせて読みたい記事
開業届の書き方はこちら
開業届提出の体験談はこちら