すっかり株の話の影に隠れてしまっていますが、本業の起業の話です。
(起業の話はアクセス数少ないだろうな〜)
しかし一応これがメインのブログなので、たとえ自分の忘備録になっても、シリーズ完結までは書き続けます。
シリーズその7まで来ています。
これまで書いた起業の記事はこちら
③の補足専業主婦で個人事業主になる方必見。やさしい開業届の書き方
50万円で店を開店した私の方法④ 開業届から実際に備品を購入するまでにすること
1、移動販売におけるプロパンガス契約事情
実は車で移動販売をする人にとって、プロパンガス契約は大きな壁の1つです。
移動販売で開業するまでに立ちはだかる壁は3つあります。
1つ目は、保健所営業許可
2つ目は、営業場所の許可
3つ目は、プロパンガス契約
開業までの3大障壁に入るくらい、プロパンガス契約は難しいのです。
昔はどこのガス屋さんでもすぐに契約してくれたみたいです。それができなくなったのは例の福知山花火大会の事故の影響が大きいです。
本当にこの事件は、移動販売をしようと思っている人にはものすごく迷惑です。
そもそも本質が違うのです。
福知山の事故は、プロパンガスではなく、ガソリンを使った発電機の事故です。
ガソリン式発電機は本当に危険で、使用する人は相当経験を積んだ人が細心の注意を持って使うべきです。
私のような新人は到底怖くて使えません。
それに対して、プロパンガス程度なら、子供会や町内会のお祭りでも使用しますし、使い方を間違わなければ安全なものです。
でも屋外販売での事故ということで、どうしても一緒に見られてしまいます。
事故以降、行政から指導も入ったんでしょうね〜
新規の人はなかなか契約してくれません。
本当に屋外販売のプロパンガス契約は厳しくなりました。
2、プロパンガスに変わるものはあるか
結論から言うとありません。
移動販売等の屋外販売をする場合、どんな食品を売るにしても火力は必須です。
たいやき、たこやき、クレープ、からあげ、ラーメン・・・いろいろあると思いますが火力を使わない食品といえば、思いつくのはかき氷くらいでしょうか。
そして現状、屋外ではプロパンガス以外に火力を得る方法はないのです。
例えば前述した発電機。これは危険すぎて素人には荷が重すぎます。それに音がものすごく大きいです。ほとんど騒音レベルです。
カセットコンロは・・・火力弱すぎですよね。また費用の面でも効率悪すぎます。
ということで、プロパンガス屋さんにそっぽを向かれると移動販売者は死滅してしまうのです・・・
3、ひたすらガス屋さんを回りました
本当に、開業までで一番苦しかったことを一つ挙げろと言われたら、これでしょうね~
できる対策といえば、車の設備を見せて安全に使用することをアピールすることと、あとはひたすら誠実さをアピールすることくらいでしょうか。
10件くらいガス屋さんを回りました。
ガス屋さんにも色々あって、話をした途端「ああ~ダメダメ」と断る場合や、「う~ん今は厳しいからね~」と一応同情的に断る場合等がありました。
もともと営業活動のようなことが苦手な私。これはつらかったですね~
最悪カセットコンロで開業して、経験を積みつつガス屋さんを探そうかな~とも思いました。
そうして何件も回るうちに、ある大きめのガス屋さんに行きまして、祈るような気持ちで「なんとかお願いします・・・」と頼みました。
するとなんとアッサリ「いいですよ」と言ってくれたのです!
本当に、このガス屋さんのご主人から後光が・・・
いや本当にもうそのレベルのうれしさでした。
4、プロパンガス契約を締結
ここまで来てしまえばもう簡単です。
その後光が指しているご主人様から簡単にガスボンベの接続方法や使い方を教えてもらいました。
5キロガスボンベ一つでレンタル料込で2500円程度です。
これで5日程度は営業できますので、プロパンガスは実は安いのです。
ガスがなくなったらその都度ボンベを持ち込めば充填してもらえます。
注意することはボンベの栓閉め忘れ・ボンベの転倒、火気のそばでの使用禁止等です。
もちろん細心の注意をして、これらの事項を守ります。
以上、本当に何度も何度もご主人様に感謝して、私のプロパンガス契約が完了しました~